屋内型と屋外型がある

トランクルームには、大きく分けて屋内型と屋外型の2通りがあります。屋内型は建物の内部にある部屋をそのままトランクルームにしてある形で、建物全体がトランクルームになっているものもあれば、フロアの一角がトランクルームに改装してあるものもあります。いずれの場合も空調設備が充実していることが多く、二重ロックなどセキュリティ面もしっかりしている傾向があります。それに対して屋内型は、外に置いてあるコンテナをトランクルームにしてあることが多いです。空調設備はあまり充実しておらず、セキュリティもシンプルな鍵と防犯カメラ程度ですが、その分料金が安いのが強みです。そのため、あまりデリケートではないものを保管する際に向いていると言えるでしょう。そして、コンテナタイプには2つを積み重ねていて、外付けの階段で上部にアクセスする形のものもあります。
保管環境を重視する

トランクルームで起こりがちなトラブルには、保管していたものが変質してしまうパターンが多いです。熱に弱いものを屋外のコンテナに保管してダメにしてしまったり、電化製品が結露によって故障したりすることがあります。そのようなトラブルを避けるためには、しっかりと屋内型で空調が常に稼働しているところを選ぶ必要があります。保管に関する大抵のトラブルは、トランクルームの選択によって解決できるので、利用前の段階でしっかり注意しておきましょう。屋内型であっても、空調が24時間常に稼働しているとは限らないので、屋内型だから大丈夫と決めつけるのではなく、詳細まで目を通すことが大切です。
運搬手段にも注意

トランクルームに重いものを保管することを考えている場合、それを運搬する手段のことも考えなければなりません。基本的には利用者が運搬する必要があるため、なるべく身体的な負担が少なくなるようにしましょう。運搬が楽なトランクルームの特徴としては、専用のカートが用意されていたり、エレベーターを利用できたりすることが挙げられます。また、屋外型だと自動車を真横につけられるものもあり、運搬する距離を大幅に縮められます。逆に運搬が困難なトランクルームは、2階以上に保管場所があるにも関わらず階段しかなかったり、駐車場から遠く離れすぎていたりする特徴があります。軽いものを保管する場合は問題ないかもしれませんが、重いものの場合はそういったトランクルームは避けておきましょう。特に2つ重ねてある屋外型の上部分は、外階段を利用するのが基本です。運搬が若干困難になりますが、その分料金が安くなっているので、料金だけで選ぶのは要注意です。